主な診療科

精神科

精神科は、精神疾患(こころの病気)を扱う診療科です。主な疾患としては、うつ病、不安障害、統合失調症、依存症、双極性障害などで、精神科医が診察を行ないます。症状としては、うつ病では気分の落ち込みや無気力、眠れない、集中力低下など、統合失調症では、幻覚や妄想、無為自閉などの精神的な症状が生じます。これらの症状は身体的異変がないため、画像検査や採血などの検査値で確認することが難しいという特徴があります。

心療内科Psychosomatic medicine

心療内科は、心身症(こころに原因がある身体的疾患)を扱う診療科です。簡単に言うと「ストレス等から生じた身体的な病気」。例えば、ストレスから生じる腹痛や下痢、便秘、胃潰瘍、頭痛や高血圧など、多岐にわたります。比較的身近で誰にでも起こりうる症状が多いのが特徴です

神経内科Neurology

神経内科は、神経(脳・脊髄・末梢神経)が原因で起きる疾患を扱う診療科です。症状に応じた検査を行うことで神経の異常が発見されます。主な疾患としては、認知症(アルツハイマー病、脳血管性痴呆)、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋ジストロフィー、周期性四肢麻痺、ギラン・バレー症候群などが挙げられます。また、脳炎や脊髄炎、脳梗塞や脳出血なども神経内科の領域の疾患となります。神経内科は「こころ」の病気とは無関係なものということになります。

リハビリテーション科Department of Rehabilitation

主に精神的疾患をお持ちの患者さま向けに、こころと体の機能回復を図るための各種リハビリテーションプログラムを提供しております。精神科作業療法や理学療法、機能訓練など、退院に向けた日常生活訓練を行うプログラム、外来患者様には、外来作業療法やデイケア、訪問看護など、自立と社会社会復帰に向けたプログラムを行なっております。また、薬物やアルコール依存症の患者さま向けに、依存症リハビリテーションプログラムなどもご用意し、患者様の早期リカバリーに向けた支援を行なっております。

内 科Internal medicine

当院内科では、高齢者や介護が必要な方の内科的治療および、精神的疾患がベースにある患者さまの内科的疾患の治療を行なっております。内科療養病棟として54床ご用意し、入院での精神科の治療と内科的治療をあわせて行うことができます。

歯科(入院の方のみ)Dentistry

院内に歯科処置室を設け、入院中の患者さま向けに歯科の治療が可能です。また、歯科衛生士による歯周病のチェックや予防的ケアを行なっております。

各種治療プログラムについて

治療計画の中には様々な疾患別の治療方針があり、患者様の個別性を考慮した治療プログラムを作成します。詳しくは主治医にお尋ねください。 平成29年7月現在の各種治療プログラムとしては、以下のようなものがあります。

リカバリーサポートミーティング
およびリカバリーを目指すWRAPプログラム
(元気回復行動計画)

退院支援プログラム

アルコール等アディクション
リハビリテーションプログラム(ARP)

薬物依存症リハビリテーションプログラム
(条件反射制御法:CRCT)

各種依存的症状治療プログラム

精神科作業療法プログラム

機能訓練 、理学療法プログラム

社会復帰プログラム

臨床心理士による心理カウンセリング

・・・等、各種集団プログラムを治療の中に取り入れております。積極的に参加して下さい。

条件反射制御法について

アルコール・覚せい剤などの精神作用物質の摂取を繰り返し、健康を害するようなケースや、万引きや賭博などを繰り返し社会生活に大きな障害をもたらすケースが少なくありません。このような状態について従来では「依存症」あるいは「嗜癖」と呼ばれて来ましたが、近年は「パブロフの犬」にて知られている「条件反射」が原因ではないかと言われています。 当院では、条件反射制御法という治療法により、そういった望ましくない条件反射を弱め、社会生活や健康に支障がない生活を取り戻すサポートを行なっております。また、各種集団療法や自助的ミーティングにも参加して頂き、患者様の主体的なリカバリーを支援しております。「条件反射制御法」は、アルコールや薬物による依存症だけでなく、ギャンブル依存、ネット依存、クレプトマニア(窃盗癖)、強迫性障害、解離性障害などにも対応しております。

一般財団法人成研会 結のぞみ病院 副院長
条件反射制御法学会 副会長 中元 総一郎

精神科作業療法とは

精神科作業療法は、精神障害を持った方の社会復帰を目的に行われるリハビリテーションです 。作業療法における“作業”とは日常生活、仕事、遊びなど人間の基本的な生活に関わる諸活動を指します。

「人の暮らしはその人にとって意味のある活動(作業)の連続です。」

  • 起きる・歩く・食事をする・トイレに行く・入浴をする ・・・ 基本的な生活活動
  • 身だしなみを整える・人と話す・電話を掛ける・手紙を書く ・・・ 社会的な活動
  • 買い物をする・料理をする・掃除をする・仕事をする ・・・ 生活を支える活動
  • テレビを見る・本を読む・歌を歌う・何かを作る ・・・ 趣味や娯楽の活動

作業療法プログラムでは、作業・活動・運動・会話・交流・手工芸など、日常生活で行われる様々な活動を通して「自分らしい生活(くらし)」を再建するための支援を行います。 作業・活動を通して生活リズムを整え、仲間とうまくやっていけるコツ、何かを成し遂げる達成感、自分を好きになって大切にすること、病気とうまく付き合いながら活動できるコツなど  一緒に体験しながら身に付けることを目指します。

社会復帰プログラム

当院では、豊かな自然環境を利用したプログラムにより、土、太陽、風、実りを感じ、自分の位置を再確認いただけます。また、パソコン作業などより社会に近い作業にも慣れていただき、情報機器のストレスの緩和も合わせて学び早期の社会復帰へのきっかけを提供しています。また、定期的なご家族を含めてのカウンセリングや仕事、生活設計、社会支援などの専門コーディネーターの相談会も行い、全員で患者さんの早期社会復帰を応援します。