院長 真木 修一

「患者さん第一主義」
当院の治療方針は以下の3つです。3つの治療方針が治療計画・看護計画に反映され、治療・看護が行われます。
患者様を中心とした、
患者様の主体的なリカバリーを支援する。
精神疾患の治療は、ただ薬を飲むだけの治療では十分ではありません。精神を癒し、心身ともに健康になっていくには、日常的な温かい人と人との心のつながり、人や社会の中で「生きるという喜び」や「希望」の発見が必要です。 当院では、それを体験し、再び自信を取り戻していただくことこそ、本当の患者様のリカバリーに繋がるものと捉えています。 我々の仕事は皆さんのリカバリーを支えることです。 最も大切な事は、今回の入院を糧にして、活用できる社会資源や制度を十分に活用し再入院を防ぐこと、そしてあなたらしく、生き生きと楽しい日々を送れるようリカバリーをされることです。 病院には、様々な職種のスタッフと、患者様と同じような経験をされた他の患者様も多く居られます。多職種・多様な経験を持った方との連帯感が生まれる素地があります。病院スタッフはチームとなって温かく、患者様への医療やこれからの生活の支援を考えて行きます。
治療には患者様の
主体性(アドヒアランス)を大切にする。
アドヒアランスとは聞きなれない言葉かもしれませんが、患者様自らが治療に積極的に参画していくことを意味し、一言で言えば主体性と言えます。 患者様ご自身が今回の入院・それ以前の病状を考え、入院に至った原因等を理解し、それらをよく認識される事が大切だと考えます。その為に、アドヒアランスケアミーティング(現リカバリーサポートミーティング)や、いろいろな体験談、集団療法を通じて、病気への理解と積極的な治療への参画を促していきます。 そして、リカバリー中心の関わり方から、WRAP(元気回復行動計画)等を中心に考えたご本人(患者様)本位の回復を援助する立場をとっていきます。同じような体験者のピアサポーターにも、積極的に皆さんのリカバリー支援に携わって頂き、皆さんと同じ悩みを共有していく治療を推進していきます。
生活の場は、
地域生活を中心に考える。
理想と現実では、かなり難しい問題が存在するテーマです。地域移行はどんどん進めていくべき事である事は言うまでもありませんが、無理・無計画な地域移行を行うと、それまでの治療効果が継続しないばかりか、適切な治療を受けられない状態になってしまいかねません。しっかりした受け皿を事前に検討され、退院後も見守り支援が継続できる体制を整えた上での地域移行が非常に大切です。 理想的な方針はきちんと中心に据えながらも、現実の患者様が抱える問題点には温かい視点で寄り添い、結果としてご本人のマイナスにならない方針をスタッフと一緒に探っていきたいと考えます。
当院は、昭和39年に設立された汐の宮病院を前身とした精神科の病院です。その後、平成6年より敷地内から温泉が出たことを契機に、汐の宮温泉病院に名称を変更し、更に平成29年7月6日、第一期 新築移転を機に「結のぞみ病院」に名称を変更致しました。 現在は、精神科を中心に、高齢者や介護が必要な方の治療もあわせて行なっております。
新しい病院名は、患者様それぞれが、様々な「医療」―「福祉」―「地域等の社会資源」と結ばれ、のぞみを持って歩み出していただける病院となることを願って名づけました。
病院のロゴマークは「患者さんと家族」―「地域」―「結のぞみ病院」が3色の輪(メビウスの輪)で結ばれるイメージで作成されました。
新しく生まれ変わった結のぞみ病院は、患者様の主体的なリカバリーを応援します。
| 法人名 | 一般財団法人成研会 |
|---|---|
| 病院名 | 結のぞみ病院 |
| 開設者 | 理事長 利森 幸子 |
| 管理者 | 病院長 真木 修一 看護部長 村田 いくよ |
| 設立年 | 1964年 |
| 診療科目 | 内科・精神科・リハビリテーション科・心療内科・神経科・神経内科・歯科 |
| 所在地 | 〒584-0055 大阪府富田林市伏見堂95 |
| 電話番号/FAX | TEL:0721-34-1101 FAX:0721-34-1105 |
| 職員数 | 345名(2022年9月現在) |
| 入院病床 | 総病床数 394床 |
| 施設基準 |
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| 届出事項等 |
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| 臨床検査 | 尿・一般検査、血液学検査、生化学検査、免疫学検査、細菌学検査、心電図検査、心エコー検査、脳波検査、超音波検査、MCIスクリーニング検査、他 |
| X線検査等 | CT-SCAN検査、X線一般検査、光トポグラフィ |
| 関連施設 | 生活訓練施設こんごうホーム/ブーケ相談支援事業所(特定/一般)/介護付有料老人ホームマイステージ桜花/デイサービス桜花 |